第5回【TOKYODOWNTOWNMADAM】

執筆家 / 写真家

太田一希 / マーク・ロビンソン

「馴れ初め」

出会って数分。
声をかけられたときはビックリしたけど、
ビビッとくるなにかがそこにはあった。
お互いを惹きつける何かが。

「良いカモを釣るにはネギが一番。
 要するにそういうことよ。」

毒づく言葉は照れ隠し。
いくつになってもマダムの健気さは健在である。

TOKYODOWNTOWNMADAME  台東区浅草

Getting to Know You

Startled by his voice on the street,
But there’s something between us.

“The best bait for a duck,”
he says,
“is spring onions. You know what I mean.”

A crude line if ever I heard one.
But madame controls the heat.

TOKYODOWNTOWNMADAME
Asakusa Taito Ward

マーク・ロビンソン氏による写真展「東京の水辺:もう一つの流れ」を開催
2024年2月29日(木)から3月10日(日)

東京の水辺:もう一つの流れ
「私はノスタルジックな下町を求めているのではない。 関東大震災やアメリカの東京大空襲、1960年代の東京の好景気を生み出した労働力など、極限状態を生き抜いた人々のルーツにある、今を生きる人々や建物の強さやユーモアを体験したいのだ。 物質的な豊かさは東京の豊かな地域よりも低いが、生存者たちは生活費を工面し、助け合い、気軽に笑い合っている」

マーク・ロビンソン

MONO GRAPHY Camera &Art
〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町17-5-2F
【営業時間】
木、金、土12:00〜19:00 /日12:00〜17:00
月、火、水定休


【作家在廊予定】
2月29日(木) 12:00〜19:00
3月1日(金) 13:00〜14:30
3月2日(金) 13:00〜14:30
3月3日(日)、7日(木)、8日(金)、9日(土)、10日(日) 14:30〜閉店まで



Profile

太田一希 / マーク・ロビンソン

文:太田一希
1984年東京台東区生まれ
執筆家/「夜更けの人々」主宰

写真:マーク・ロビンソンは東京新宿区生まれ、
シドニー育ち。ライター、写真家であり、
『東京の水辺 1&2』、『Tempura and Love』三部作、
『まいごのちび雲丹くん』などの写真集や絵本の制作者でもあります。


Text: Kazuki Ota
Born in Taito-ku, Tokyo in 1984.
Writer/Head of "Late Night People"

Photograph:Mark Robinson
Born Shinjuku-ku Tokyo, raised in Sydney, is a writer, photographer and maker of photobooks and illustrated books including Tokyo Shores 1&2, Tempura and Love trilogy and Lost Little Urchin.

ARCHIVES

TTA MAGAZINE

PAGE TOP ONLINE TTA STORE