はじまりはバレエ / 富田翔子さん

エヌ

東京バレエ団の皆さんがイタリア公演から帰国されました。公演中はバレエ団やダンサーの皆さんがSNSを通じて様子を投稿してくださるので、ついつい携帯に向かう時間が長くなりました。プログラムを拝見しては、日本でも再演をと願うばかりです。

本日は、富田翔子さんよりいただいた、ボローニャに向かわれる前のお写真とお便りを紹介します。【東京バレエ団「Choreographic Project 2024」× イシズマサシ 絵本『ぼくはダンサー』展】では、ブラウリオ・アルバレスさんの振付では、宮村啓斗さんと、すてきなパフォーマンスを披露してくださった富田さん。展示と踊られた感想が綴られていました。

〜富田さんからのお便り

私は今回都合により展示作業に参加することができなかったのですが、宮村くんと初めてあの空間を目にした時の感動は今でも覚えています。私たちがコレオグラフィックプロジェクトに注いだ時間や労力、情熱がしっかりと伝わってくる展示でした。

中でも、本番に撮影された写真がパネルとなり壁一面に展示されている様子がとても印象的でした。圧倒されるような迫力と美しさがありました。また、反対側の壁には絵本『ぼくはダンサー』の非常に美しく繊細なページが並んでおり360度芸術を感じることができる空間であったと思います。

そんな場所で宮村くんと踊りました。宮村くんと何度も「もう一度踊りたいよね」と話していた、そして多くの方からも再演してほしいと言って頂いていた『farolito』。大好きな作品を、美しく熱に溢れた場所で踊ることができ本当に素晴らしい経験だったと思います。練習期間も短く少し不安を持ったままの本番でしたが、音楽がかかり身体が動けばあっという間に2人だけの世界に行くことが出来ました。本当に特別な時間だったと改めて感じています。
イシズマサシさんをはじめ、沢山の関係者の皆様に改めて感謝をお伝えします。素晴らしい時間をありがとうございました。そしてまた是非、ご一緒出来たら嬉しいです!!
(個人的にイシズさんの絵本や写真が大好きなので、ちまちまとコレクションしていくつもりです。どうぞまた宜しくお願いいたします。〜

2人だけの世界。アグスティン・ララの曲『Farolito』を、裸足で踊る。初々しく、甘く、ちょっと苦くて切なくて。ひみつにしたくなるような眩しさに、会場からは、うっとりとしたため息がもれていました。「Choreographic Project2024」公演では振付家としてデビューされた富田さんのこれからもたのしみでなりません。海外公演中に、お便りをありがとうございました。イシズさんの本を揃え、またお目にかかれる日をたのしみにしております!

Profile

エヌ

イシズマサシほか、出版社の書籍ごとのプロモーションを担当。
#コレオぼくダン 展にてコラボレーショングッズのカレンダーが通販にて発売中。プロフィール写真の特製ステッカー付きです。
https://tta-online.stores.jp/items/66ddf7b7835a675e60825f7b

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