はじまりはバレエ / 富田翔子さん
エヌ
「東京タワーと推し」
クリエイティブディレクターの鈴木明さんからこのお話を頂いた時、正直わたしなんかが何を書こう..とだいぶ悩んでしまった。
唐突もなく自分の携わる映画の宣伝をするのもなんだなぁ…と思ったり。
それで思い切って今回は自分の「推しと東京タワー」のことを書こうと思う。
無理矢理に二つをくっつけて書くわけではなくて
たまたま偶然も重なって良いタイミングだったので。
わたしはコロナが一番ひどかった2020年の緊急事態宣言中に息子と家で暇をつぶしていた。
テレビをつけると某CS局で韓国アイドルたちのサバイバル番組をやっていた。特に見るつもりはなかったのだけど、見事にとあるグループのパフォーマンスで沼落ちするという王道のコースを辿ることに。
そのグループはONF(通称:オネノプ)。
わたしはオネノプにどハマりすることになったわけなのだが、コロナ禍にメンバー全員(日本人メンバー1名を除く)が一斉入隊することになり、2023年の初夏にめでたくメンバーたちが除隊&完全体で復活したグループだ。
そんなオネノプが11月になんとファンミーティングで日本にやってきた。
「推しがいるってなんて楽しいんだろう」と幸せに浸った11月だった。
そしてなんてタイミング!彼らは日本滞在中に個人のインスタを開設しちゃったもんだから、ファンは湧きに湧いて歓喜!
いまどきは、推しがどこで何してたかとかファンクラブ会報誌やラジオの締めトークのコーナーがなくっても把握できちゃうっていう、推し活をしてる人にとっては、幸せな時代だよなぁと思う。
来日中のオネノプも、都内あちこちでごはんを食べたりショッピングをしたり、ファンに色んな情報を供給してくれるのであった。そんな中でもやはり欠かせないスポットは東京タワー!
推しと東京タワー…なんて映える写真なんだろう。
どこの角度から撮ったのかな?とか、これは夜帯だね?とか推し活仲間(友人)たちとキャッキャしながら話す日々が楽しすぎる(わたし、人生初の本格的推し活!)。
そしてさらにはしばらく経ってから推しの形跡を辿るべく、推しが行ったお店でごはんを食べてから東京タワーまで行くという、「オネノプの足跡を辿るツアー」もしたり。
なんとなしにいつも歩いてる道もこの時ばかりはウキウキで歩けるし、東京タワーもいつも以上に輝いてみえる現象‼️もちろん推しが撮ったであろう位置から🗼タワーを撮影。いつもよりずっと特別に見える不思議な魔法にかかったのだった。
「推しと東京タワー」ってパワーワードだな。
んでもってすごいロマンあるなぁ…と思ったのでした。
Profile
とちぎまりこ
1983年東京都生まれ。韓国映画をきっかけに言葉の響きに魅せられ、大学在学中に韓国語を学びはじめる。大学卒業後に渡韓(2006〜)。帰国後、韓国エンタメを扱う会社、映画宣伝会社で経験を積み、2010年に韓国の大手映画会社の日本支社に就職し韓国との窓口を担当しながら韓国映画の配給/宣伝に携わる。会社の日本撤退後、現在は日本の映画配給会社で韓国映画を中心に映画の配給宣伝を務めている。プライベートではONF(オネノプ)のファンFUSEを公言し、息子と共に楽しい推し生活を実践中。