「凶は今日だけ」

ぼくは、くじ運がよいほうです。
抽選会では、よく当たりをひきます。
くじは好きなので、神社へ行くと、かならずおみくじをひきます。
いつも大吉ではないけれど、凶はひいたことがありません。

今年のお正月に京都の建勲神社に行きました。
ぼくの大好きな織田信長をまつっている神社で、今年はじめてのおみくじです。
そこで「小凶」をひいてしまったのです。
それまで楽しかったテンションが一気にさがりました。
「もう一度ひかせて」
なんだかとてもイヤな気持ちだったので、もう一度だけひかせてもらいました。
こんどは「凶」です。
さらにひどくなり、この世の終わりかと思ったほどです。
お父さんがプッと笑い、くやしくて泣きました。

東京に戻り、浅草の浅草寺でリベンジしました。
まさかの「凶」。
もうおみくじには凶しか入っていないのではと疑いはじめたら、
なんだか楽しくなってきました。
凶をひいても、きっとこの先いいことがあるはず！

ぼくはガチャガチャも大好きです。
ガチャガチャもいらないものがダブって出ると、凶をひいたような気がします。
いっそ「凶」を楽しめるようにと、凶しか入っていないおみくじを作りました。
ぼくは日本ガチャガチャ協会のPR 大使をやっていますので、
最後にひとこと。
ガチャガチャのある街は凶が出ても平和です。